INTERVIEWS
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株式会社エルテックス・ヨシダ

福岡市早良区西新2-1-30

更新日 : 2019年10月1日
大学生編集部の私が聞きました!
のだ
専攻は文系で英語だけど、理系職にも攻めていきたいアクティブインドア派。
やまさき
学校では福祉を勉強中。テレビで停電のニュースを見て改めて電気は大切だと思った。

吉田社長に聞いたエルテックス・ヨシダのこと

【エルテックス・ヨシダにインタビューしてみた感想】

取材時に会った方が優しい方ばかりで、会社にピリピリした空気がない!と思ったのが最初の感想でした。働いている人を大切にしている会社で雰囲気がとてもよく、メリハリを持って、仕事をされていました。普段話す機会のない、社長さんや社員さんの貴重なお話しが聞けて、濃厚な時間を過ごさせていただきました。

変電所は電気を扱う場所というイメージくらいしか持っていませんでしたが、今回取材をして日常生活に直結している重要な場所なんだなと知りました。九州電力と連携をされながらお仕事をされており、九州全体に仕事場がありながらも福岡に拠点があることの意味もわかりました。

 

株式会社エルテックス・ヨシダを取材!

現代の生活になくてはならない存在「電気」。今回は変電所の建設事業などで、九州中の電気を70年以上も支えている企業、エルテックス・ヨシダにやってきました。
お話は、現在大分の現場での建設を担当されている福山さんと嘉村さんに伺いました。

 

エルテックス・ヨシダの第一印象は?

左が嘉村さん、右が福山さん

今日はよろしくお願いします。
まずは、エルテックス・ヨシダに就職したきっかけを教えてください。

もともと「電気」って生活から無くなることないだろうなって思っていて、工業高校の電気科に進んだんですよね。電気がないとすごく不便ですよね。なので、電気関係の仕事も無くならないだろうと思って(笑)
いざ就職の時は、電気の会社で、しかも週休2日という条件を見てこの会社を選びました。

私は、なりゆきで電気科の高校に入りました(笑)
働き方の条件と照らし合わせて、先生に「いいところ無いですか?」って聞いて、紹介してもらったのがここでした。

最初に会社を訪れた時はどんなイメージでしたか?

はじめは・・・何をしている会社なのか全然わからなかったです(笑)

えっ(笑)

電気の中でも、特殊な仕事なので、初めて見る人は何がなんだか、全然わからないと思います(笑)

そうなんですね(笑)
ちなみにおふたりは、今何年目なんですか?

私が入社6年目で。

私は3年目です。

先輩や社員さんは、どんな雰囲気の人が多いですか?

みんな元気ですね。実際の歳より若く見える人ばかりで、行動も、発言も若い感じです。

オンオフがしっかりしている印象はありますね。気を引き締めて仕事する所はしっかり仕事して、遊ぶ時は遊ぶというか。

はっきりしていて、いいですね。
働きやすい会社だと思いますか?

元気なのもそうですし、みんな仲良くワイワイ仕事できてるところは、すごく働きやすいと思いますよ。

社員同士のコミュニケーションも良くとれていると思います。

みなさん仲の良い会社だということが伝わってきました!
勤務地として福岡を選んだ理由は何かありますか?

小さい頃から福岡で就職したいと思っていました。実家に近いのが良かったというのが、最も大きいかもしれません(笑)

全く同じです(笑)

とは言え、九州内の現場を転々と回っていくんですけどね。

お住まいは福岡ですか?

週末だけ、福岡に戻ってくる感じです。
基本的に、月曜から金曜は現場の近くの宿や、寮に泊まり込みで仕事をするんです。

面白い働き方ですね!

 

 

変電所=家庭に電気を届ける為に変換してくれる施設

仕事内容について聞いていこうと思うのですが、その前に、変電所の仕組みについて簡単に教えてください。

「変電所」は、字のごとく「電圧を変える所」という意味で。まず発電所で電気が作られて、電線を伝って、変電所に電気が送られてきます。その時は莫大な電圧で届くので、それを変換して、電圧を落とす役割です。その電気が、家庭に入っていくという流れなんです。

なるほど分かりやすい!
では、どんなお仕事なのか、基本的な1日の流れを教えてください。

まずはじめに、1日のスタートとして、朝8時にみんなでラジオ体操をします。軽く体を動かして、その後に今日はどういう作業をするのかミーティングで確認します。その時、作業時の危険ポイントも出てくるので、しっかり話し合い、準備ができたら作業スタートとなります。10時と15時の休憩と、12時からのお昼休憩が入りますが、その他は17時半までずっと作業をしていることが多いです。

現場での作業というのは、どんなものがあるんですか?

変電所が作られる様子、とにかくスケールが大きい

もちろん変電所を作る作業なんですが、段階があって。家や建築もそうですけど、まずは地面をコンクリートで固めるような基礎がいるんですね。なので、1つ目に土木の作業があります。そして2つ目に、機械をすえる作業・・・つまりその基礎に機械をのせるような作業をします。そして3つ目に電気を流す電線を設置・処理していく細かな作業に進みます。それを配線って言うんですけど。

スケールの大きい仕事ですね。

そうですね(笑)
その3分野に分かれていて、僕たち2人は今、2つ目の機械関係のところを担当しています。めちゃくちゃ高いところに登ったりもしますよ。

となると、雨の日とかは作業中止になるんですか?

いえいえ。雨の日でも登りますよ。ただ雷が鳴るような、あまりにも激しいときは中止になりますけど。

雷警報が出た時や、台風が上陸している時なんかも中止です。本当に危険なので。

流石にそうですよね。
それからホームページに毎日18時に退社とありましたが・・・実際にはどうですか?

なるほど(笑)
基本、本当に18時退社ですよ。たまに残業もありますし、現場次第ではありますが、逆に早い時には17時半ごろ退社することもあります。

メリハリがあっていいですね。
ところで、変電所そのものは24時間、動いているんですか?

そうですね。みなさんがいつでも電気を使えるように。

お〜。ありがとうございます。
そうなると、変電所を作ったあとの管理もすごく大変そうですね。

そうなんです。その後の管理に関しては、九州だと、九州電力さんが行っています。

天候でのアクシデントとか、ありそうですよね。

やはり雷とかは危険ですよね。過大な電流・電圧が流れないよう遮断する機械があるんですが、落雷のときは、そういう機械が発動します。どっちかと言うと「落ちる」と言うイメージですかね。

ブレーカーみたいな。

簡単に言えばそんな感じですね。その後、きっちり切れた原因を調べたり、点検したり、動作確認をしたりといった作業が出てきます。今ではなかなか珍しいですが、昔はよく停電とかもあったみたいで。

停電、怖いですね。

主要な電線につながっているところが停電したりしたら、損害額もすごいことになりますからね。工場なんかでは、一回電源が落ちてしまうと、基盤が壊れて使っている機械が全部ダメになる、なんてこともあったりしますから・・・

かなり責任重大な仕事ですよね。

そうですね。だからこそ、日頃の管理が重要です。

 

 

高いところには、ボールペンすら持ってはいけない

現場での作業で心がけていることはありますか?

やっぱり安全面ですかね。自分自身も気をつけないといけないですが、今は特に後輩が危険なことをしていないかをしっかり見ています。周囲への目配り、気配りに気をつけています。

どんなところを見ているのですか?


そ、そんなところに登るんですか・・・

例えば、高いところに登る時、胴綱(どうづな)という安全用のロープを使うんですが、それが正しく使えているかどうかは、特に気をつけて見ています。

命に関わるところですもんね。嘉村さんはどうですか?

私は基本動作と掃除を大事にしてます。いろんな道具が入った倉庫があるんですが、それが散らかっているとどこに何があるのかわからず、仕事が進まなくなるので、いつも綺麗に片付けるようにしています。

素敵ですね。基本動作というのはどういうものですか?

さきほどの胴綱の掛け方とかもそうですし、先輩に対して「これから〇〇します」っていう呼びかけとかですね。

さっきから気になっていたんですけど、その首に下げているものは何ですか?

これですか?携帯の落下防止のストラップですね。
前かがみになった時、落ちないように。ただ、高所作業の時とかは、そもそも持って上がったらダメです。落下物になるものは全て禁止です。携帯だけじゃなく、ボールペンとかも。全部出して置いていきます。

小さいものでも、高いところから落ちたら危ないということですね。

高さが高くなればなるほど、危ないんです。本当に小さい2〜3センチのナットとかでも、高い位置から落ちると、ヘルメットが割れたりするくらいの力になるので。

それ、めっちゃ怖いですね。

落下物は、本当に危ないです。

他にも仕事中にヒヤっとするようなことはありますか?

あんまり慣れてなかった頃は、高所作業で足のかかりが悪くて滑ってしまった時、「おっと!!」ってなることはありました。もちろん、胴綱つけているので、地面まで落ちたりはしないんですけど。でも、ヒヤっとしますよ。現場によっては、地上50メートルとかあるので。自分は最高でもまだ、25メートルくらいですが。

入社したての頃は、それこそ5メートルでも手足が震えてましたよ。

想像するだけでもヒヤっとします。

 

 

仕上がりへのこだわりが半端ない

この写真は配線をしているところですか?
すごい数のケーブルですね。

これは電気の制御関係の担当がやっている仕事ですね。僕らが機械を作った後の作業です。

いったい何が、どこにつながるんだって感じですね。

ちなみにこれは、自分も全然わかりません(笑)

なんかでも、綺麗に並んでいますね。

ですね。先輩たち、作業は早くてしかも綺麗です。

見た目の仕上がりにもこだわりがあるんですね。

変電所の工事はうちだけじゃなく、かつて別の会社が入ってやっていたという現場もあって。そうした時には他社の仕上がりと比べたら、「ウチのはやっぱり綺麗だな」って思うことも多いっすよ(笑)

それぞれ、美しく仕上げるこだわりがありますね。

ですよね。ちなみに福山さんの溶接もすごいっすよ。

いやぁ、それほどでも(笑)

いいですね(笑)
そうした違いって、私たちが見てもわかるようなものなんですか?
これは綺麗だなぁとか、逆にこれは雑だなとか。

そうですね。わかりますよ。
上には上がいますけどね。先輩にはすごい人がたくさんいます。

そこは社風として、綺麗にこだわって仕上げようという空気があるんですか?

ありますね。それは昔からじゃないですかね。
たま〜に、こだわり過ぎじゃない?って思うこともあるんですけどね(笑)
思うんですけど、やっぱり先輩方もそうされているので、見習って頑張っています。

そういうところが、長く会社が続くコツだったりするのかもしれないですね。

 

 

会社で学べるかどうか

今後入社してくる方に期待することはありますか?

どんな会社でも一緒かもしれませんが、社会人にはコミュニケーションが一番だと思うんですよ。学生のうちは年齢の近い人とばかり話しますけど、社会人になったら上の世代の方と話す機会が増えますからね。あとは、基本的に元気がある人の方が早く溶け込める仕事かなと思います。それと何より体力ですね、体が資本です。

自分は、元気があればいいと思います。自分も最初はあんまり体力なかったんですけど、仕事を通して段々ついてきましたよ。

シンプルに元気は大事なんですね。
ちなみに新人さんは何ヶ月くらいで現場に出るものなんですか?

最初に1週間研修があるんですけど、そのあとはすぐ現場です。メインで使う工具とかについては、研修で教わって、あとは現場で覚えていく感じですね。

最初に現場に出るとき、不安はありませんでしたか?

新入社員は現場でひとりにしないルールになっているので、以外と大丈夫ですよ。先輩に習いながら、覚えていきます。最初からひとりで作業するのは危ないからですね。

おふたりは、今もう教える立場になるんですよね。
習う側から教える側になってみていかがですか?

後輩がどんどん成長してくれると、こっちもラクになるんですよね。後輩自らが考えて動いてくれるようになったら、みんなにとって良い状態になるので、一生懸命教えています。 

確かにそうですよね。
自分自身に成長や変化を感じることや、今後の目標はありますか?

責任感が強くなったことですかね。小中高とバスケをやってきて、キャプテンをしていたんですけど、それとはまた違った責任感で。特にミスに対しては、慎重になりました。今後の目標は「代理人」という現場での社長みたいな役割につくことですね。そこを目指して頑張っていきたいと思ってます。 

素晴らしい目標ですね。嘉村さんはいかがですか? 

現場の図面があるんですけど、入社した時は全然見方がわからなくて。だから指示に従うだけで、自分自身ではちゃんと見てなかったんですよね(笑)
最近は図面を見て、ちゃんと考えて仕事ができるようになりました。今後の目標は、福山さんに追いつくことです。仕事の内容も似ていて、いつも本当にすごいなと思っています。  

いい上下関係ですね。
働いていてやりがいを感じるのは、どんな時ですか?

やっぱり「完成!」という瞬間はやりがいを感じますね。ただ、それだけじゃなく、みんなでワイワイ外仕事をしている時もなかなか楽しいですよ。

日頃の仕事も楽しいのは最高ですね。福山さんはどうですか?

私はアルミの溶接ですかね。それは免許がないとできない仕事で。会社に5、6人いるんですが、みんな「自分たちがやらないと」っていう意識でやっています。溶接が綺麗に仕上がると「やった!」って達成感ありますね。

とっても、職人らしい回答で素敵です!

仕上がりがいいと、信頼感も上がりますからね。これからくる後輩にも技術を伝承していきたいです。

日頃、当たり前に使っている電気は、皆さんの丁寧な仕事のおかげなんだなと思いました。今日はありがとうございました。

 

【企業情報】
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