INTERVIEWS
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LINE Fukuoka株式会社

福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル12F

更新日 : 2019年9月1日
大学生編集部の私が聞きました!
うえの
プログラミングを学び中の文系学生。そろそろLINE Payも活用したいと思っている。
なかもと
パソコンは簡単なワード、エクセルくらいしか扱えない。無限の胃袋を持つ。

鈴木取締役COOに聞いたLINE Fukuokaのこと

【LINE Fukuokaにインタビューしてみた感想】

「福岡を良くする」その思いを胸に人材の受け入れや、行政や企業と手を組んだ活動も行うLINE Fukuoka。どんな困難もEnjoy the Challenges!の勢いで乗り越えていく鈴木取締役COOをはじめとした社員の方々はとてもパッションがありました。福岡の未来をつくるLINE Fukuokaは、チャレンジとワクワクで溢れていました。

社員の皆さんが、すごく前向きに働いている姿が印象的でした。LINEの国内第二拠点がなぜ福岡だったのか疑問に思っていましたが、福岡ならではの立地や環境を活かし、行政とも連携した取り組みがあることがわかり、納得しました!

 

LINE Fukuoka株式会社を取材!

エントランスでは、LINE FRIENDSがお出迎え

幅広い世代に利用されている、おなじみのコミュニケーションアプリ「LINE」。今回はそんなLINEに関わるサービスの開発や運営を行う、LINE Fukuoka株式会社へやってきました。
2013年、LINEの国内第二拠点として福岡に設立されたLINE Fukuokaで、LINEとユーザー・社会とのコミュニケーション戦略の仕事に携わる弓削(ゆげ)さんと種子島(たねがしま)さんにお話を伺いました。

 

自分で考えて、主体的に動ける会社

今日はよろしくお願いします。大学時代、どんなことを学んでいましたか?

私は文化構想学部という学部で、出版・メディアの仕組みや歴史について勉強をしていました。当時は、ダンスサークルの活動に夢中でした。もともと「つくるのが好き」だったので、将来も何かをつくる道に進みたい気持ちはありました。

僕は芸術工学部の工業設計学科といって、車や椅子などをデザインする分野でした。デザイナーになるという同級生が多かったけど、自分はビジネス・営業・企画系の仕事と先生のような教える仕事に興味があって。ある日、その二つを掛け合わせたような「コンサルティング」という仕事があるのを知り、「企業の先生」みたいな立場で企画提案するのがかっこよくて、興味がありました。


(左)弓削さん、(右)種子島さん

今、LINE Fukuokaに勤められているのは、どういった経緯ですか?

僕の1番大きい理由は結婚です。同じ大学で一緒に福岡から東京に出た人と結婚したんですが、妻が福岡に転勤になって。もともと「いつか戻りたいね」と話してはいたんですが、それが結構早いという(笑)
当時は東京の広告系ベンチャー企業にいて、それも楽しかったんですけど、福岡に戻りたい気持ちもあったので、転職しました。

私も東京で就職して、広告の仕事をしていたんですが、数年前に福岡に転勤になって。やりたかった広告コピーを書く仕事で楽しかったんですけど、だんだん書く立場から、組織のマネジメントや戦略を立てる仕事にシフトしていって。
その仕事も面白いんですけど、昔からやりたかった「書く仕事、編集の仕事」を諦めきれなくて、転職しました。福岡でなかなか選択肢がみつからない中、LINE Fukuokaの面接を受けたら、逆に「こういう広報の仕事はどうですか?」と勧めてもらって、まさにそれだ!という感じでしたね。

タイミングと思い切りって、大事ですね。転職する時、怖くなかったですか?

僕はここで3社目なんですよ。最初は大きめの安定した会社にいて。そこから、ベンチャーへの転職は怖かったですけど、そこで割とどこでも働けそうって気づいた感じはあります(笑)

数ある企業の中から、LINE Fukuokaを選んだポイントはどこですか?

自分でやりたいことを見つけて、いつもチャレンジングに仕事ができる会社が良くて。福岡でその環境があるのはどこかなと調べた中で、LINE Fukuokaを見つけたんです。「東京を超える」とか「世界にチャレンジする」とか、そういう仕事がしたかったんですよね。
とはいえ、はじめは「自分で仕事を見つけて、それをやる」という環境に不安もありましたよ。

なるほど。実際に、働いてみてどうですか?

それが・・・楽しいっす(笑)
コンサルも先生もそうですが、根本に「誰かのためになる仕事がしたい」っていう思いがあって。自分で考えて、誰かのためになる、という働き方は本当にいいですね。

つながるまち「福岡」


「福岡で働くこと」の良さを聞かせてください。

僕は働く場所はあまり関係ないかなっていう気持ちです。今の時代、どこでも情報は取れますし。ただ、東京でも働いてみた身としては、東京の方が情報は集まりやすいし、新しいプロジェクトも多いし、お金もいっぱい動いているとは思う。
一方で、福岡の良さは、企業同士の垣根が低いことかなと思います。例えば、うちのSmart City Projectで、よく他社の方ともMeetup(交流会イベントのようなもの)をやっているんですけど、市役所の方や、交通系の企業、インフラ(電気やガス)の企業さんが来たりと、いろんな人が集まってくれるんです。

大きな企業もすぐに反応を示してくれるんですね。

そうなんです。「福岡について新しいことを考えましょう!」って時に、すぐ乗ってもらえる。これは東京だとなかなか実現しないと思います。企画も、エンジニアリングもいろんな分野で、コラボしやすい環境があるのは福岡の良さですね。

私は、東京にいる時から福岡に住みたかったんですよね。当時の上司に「福岡住みたいです」っていう話をしていたら、本当にそうなって。それから、東京に戻りたいと思ったことがなくて、なんなら福岡に居続けたかったから、こっちでパートナーを見つけたと言っても過言ではないと思う(笑)
垣根が低いのは私も感じます。福岡を良くしよう!っていう意志を持った人が多いというか。福岡が住む街として魅力的だから、面白い方が集まっているのかな。

福岡に住みたかったのは、どんな理由が・・・?

社会人1年目に旅行で福岡に来た時、博多駅から徒歩5分の立地に5万円で住めるっていうのを見て。福岡は、当時住んでいた場所よりも都会だったし、少し足をのばせば海も山もあるし、空港も近くにある・・・。それを体験して東京に戻ると、「こんな高い家賃を払って何をしているんだろう」って思って。いっそ福岡に住めばいいんじゃないか、ってひらめいたんです。いいところですよね、福岡。

うん、いいところ。

 

マーケティングコミュニケーション室とは?

お二人は、日頃どんなお仕事をされているのですか?

私たちは、マーケティングコミュニケーション室という部署なんですが・・・どんなイメージですか?
 
宣伝とか、イベントの企画とか・・・?

実際、よくわからないですよね(笑)
僕たちは、LINE Fukuokaや、LINEのサービス成長につながることをやる部署です。「LINE Fukuoka、いいな」って思ってくれる人を増やす施策を企画・実行する仕事というか。その手法の1つがパブリックリレーションズ(PR)です。パブリックは公共、リレーションは関係づくり。例えば、新聞やテレビなどのマスメディアとの関係づくりをして、会社の取り組みを発信してもらう機会を増やすとか。関係づくりといっても、情報を提供したり、記者会見を開いたり、イベントをしたり。「私たちはこんなことをやっています!」ということを伝える仕事です。


スライドを使って丁寧に説明いただきました。さすがです。


なんとなく、わかってきました。

それと、インターナルコミュニケーションというのもあって。平たくいうと、会社の「なか」をより良くすること。いま、社員が1000人ほどいるので、隣の人が何をしているかわからないこともあります。だからこそ社内でも、価値を共有する必要があるんですね。いま「LINE Fukuokaはこういう方向に向かっているよ」というような。

社員が多いからこそ、大事な役割ですね。

その前提で、僕たちが所属するデジタルマーケティングチームでは、デジタルの領域でLINE Fukuokaの魅力を届けています。メインは「オウンドメディア」の運用ですね。

「オウンドメディア」は、自社で持っているメディアのことで、公式ブログとかTwitter、Facebookの企業アカウントとかですね。

そういうツールを活用して、いろんな人とコミュニケーションをとる仕事です。まずは、発信することの企画・設計。市民の方に対して、企業に対して、どういう情報を届けるか、どんな風に伝えるかをしっかり考えて、運用しています。

単に情報を出すだけではないってことですね・・・!

 

目まぐるしく変化する日々

一日はどんな流れなんでしょうか?

基本的には公式ブログの企画を立てて、取材の手配をしたり、記事を書いたり、投稿後の反響分析なんかをしています。あとは新しいサービスの発表に合わせてプレスリリースを作成したりもします。


運営されているブログページ。(画像をクリックすると実際のページにジャンプします)

仕事の目標は、チームで決めるんですか?

割と自分たちで考えて動いていますね。デジタルマーケティングチームは、僕が入った時にできたんですよ。マーケティングコミュニケーション室も組織が大きくなって、新しい目標に向かっているタイミングなので「LINE Fukuokaの魅力はこれで、今必要なLINEとユーザー・社会とのコミュニケーション戦略は、これだ!!」ということを考えて、僕たちが自由にやっています(笑)

すごいですね(笑)
仕事としては、今やっているブログなどの継続なのか、新しいプロジェクトもあるのかっていうのはどうですか?

それは、両方かも。

6月は、ブログ記事を16本あげたんですけど、そのうちの5つが新しいサービスに関わるものでした。新しいサービスを発表する時は、ブログ記事を作成するだけでなく、各プロジェクトのキーメッセージを考えたり、記者会見を準備したり、サービス紹介のための動画をつくったりなど、幅広く活動します。もちろん、全部僕たちだけでやっているわけじゃないですけどね。

あと、講演会などに当社の役員が登壇する時には、資料の準備や、そのメッセージを広める戦略・計画を立てたりもします。ずっといろんなものが動いていますね。

日々、同じ仕事でないってことは、毎日変化だらけなんですよね?
疲れませんか?

メンタル的には疲れないですね。楽しくやれているので。
「土曜日、昼の3時まで寝てました」みたいな体力的な疲れはあるんですけど(笑)

僕も疲れはしないですね。福岡ならではの「トガり方」を見つけていく面白さもあるし。地方から日本一のオウンドメディアを作ろうと思ってやっています。

お〜〜〜すごい!

サービスの特性上、毎日すごいスピード感で回るんです。昨日の正解が今日の正解とは限らないことがすごく多い世界で。そういう状況って殺伐としやすいんですけど、みんな明るく前に進めようとしていて。「世の中にこれがあったらいいよね」って進める姿勢が浸透しているのは、すごい会社だなと思います。

 

Enjoy the Challenges

どんな雰囲気の社員さんが多いですか?

いろんなスタンスの人がいますけど、私の感触だと、前向きでポジティブな人が多いかな。新しいサービスをつくることが多い会社なので、予期せぬことも起こるし、計画通りに進まないときもあります(笑)
でも、それをまっすぐ捉えて、どうしたらいい方向に向かうか考えて、笑って進めている感じがします。

僕は、単純に「すごいな」って思う人が多いですね。いろんな専門分野に長けた人が多く集まっている。あとは、LINE Fukuokaのことを好きな人が多いですね。
LINE STYLEっていう11個の行動指針があるんですけど、みんなそれを大事にして「このやり方はLINE STYLEに合ってるの?」という投げかけが出たりして、その度にすごいなって思います。

みなさん、それを意識されているんですね。
ちなみにお二人が好きなLINE STYLEはどれですか?

「Enjoy the Challenges(ワクワクしなければ、仕事じゃない)」かな!

え!私も!

ユーザーにとって良いものをつくるとか、細部までこだわるとか、そうしないと結局最後は楽しくなくなるんです。楽しみながらチャレンジをするっていう姿勢が、1番好きで大事にしていることですね。

業界的にもチャレンジし続けなくちゃいけないからこそ、これは大事な発想だと思います。

なんだか、すごく社風が伝わってきました!
(*ちなみに鈴木取締役COOにも同じ質問をしたところ、同じEnjoy the Challengesが好きという回答でした)

社員に配布されているLINE STYLE BOOK。11キーワードどれも素敵なので、ぜひwebでご覧ください。

あ、そういえば。取締役COOの席、僕の目の前なんです(笑)
最初びっくりして。目の前が取締役COO、斜め前が社長。その周りに室長みたいな。

えっ(笑)
それ、どうやって決まったんですか?

いや・・・たまたまですよ(笑)
そこもLINE Fukuokaのいいところかもですね。

役職名で呼ばないですね、社長も。取締役COOも、鈴木さんって呼びます。社長って呼んだら、ちょっとした笑いが起こります(笑)

みなさん、1人のチャレンジャーとして、同じ目線なんですね!

 

入社してからの自分の変化


入社後に自分の変化や成長を感じるところはありますか?

いい意味で、会社以外でも仕事のことを考えるようになりました。義務感ではなく「もっと、ああしたいな」とか「あのサービスはどうやって受け入れられたんだ?」とか、世の中の動きに関心が出ましたね。
毎日、何千万人が使うLINEというサービスに携わって、自分もそれを使っているからかなって思うんですけど、仕事のことを考える時間が増えたのは変化として感じます。しかも、それが苦じゃなくて。

一日中ずっと「やりたいこと」を考えるようになりました。仕事だけじゃなく、人生を通して何をやりたいかとか、そんなことも自然と考える習慣ができて。そのあたりは、成長しているかなと思います。

考えて続けているとき、ツラくなったりしませんか?

確かに、浮き沈みはあります。「見えた!」って時と、「あれ?なんだっけ?」っていう(笑)
それは、みんなあるんじゃないかな?

それでも考え続けるんですね。お話を聞いていて、周りの社員もきっと何か考えてるから、自分も考えようっていう刺激があるのかなって思いました。それはプレッシャーでもあるけど、逆に考えないと!っていうモチベーションになっているような。

社風ですかね。誰に指示されたわけでもないけど、周囲からチャレンジする雰囲気を常に感じるので。やりたいことを尊重してくれる分、「何に挑戦していきたいか」が重要なので、それを考えだすと時々ツラいかも(笑)

そんな時は、どういう風に乗り越えているんですか?

会社にいろんな人がいるので、とにかく話しますね。そうすると、深く考えずに笑っていればいいかって感じになってきます(笑)
朝にカフェでゆっくりと時間を過ごしている社員、また海外から来た社員が全体の13%いるので、グローバルな目線で見ていると、不思議と焦らずゆっくり考えてもいいかって思えるんですよね。多様な人材がいるので、話すことが解決の糸口になることは多いですね。


取材の後半は社内のカフェで。なんておしゃれなスペース・・・!

 

「作業と仕事は違う!!」

仕事で心がけていること、大事にしていることはありますか?

楽しむことと主体性。「自分がやりたいことは何だろう」と考えて、それに合う形で成果を出すことを心がけています。なんか、ふと「やらされ仕事」になっている時があるんですよね。そうなると脳がストップしていて、とりあえず何かやってる感じになっちゃって。「ん?今なんか作業していないか?」っていう時には一旦止めるようにしています。作業と仕事は違うぞ!って言い聞かせて。

作業と仕事の違い、深いですね。弓削さんはどうですか?

「素直でいること」を大事にしたいですね。自分の経験が増えてくると「これが正解」って頭でっかちになっちゃいがちで。周りにいろんな経験を積んできたプロがいるので、アドバイスや意見を素直に吸収するよう気をつけています。

素直でいること、大切ですね。
やりがいを感じるのは、どんなときですか?

僕は、ものづくりが好きなんです。中でも、チームでつくるのがすごく好きで。先日、G20が開催された際、福岡市主催のおもてなしイベントがあり、LINE もサービスを開発・トライアル提供しました。そこでこんな動画を作ったんです。
「こういうのやりたい!」って企画を出しあって、いろんなプロフェッショナリズムが発揮されて、自分の想像を超えたものができた時「やって良かった!」っていう実感が湧きますね。

1人1人から、面白いアイデアが出てくるんですね。

そうですね。それぞれの特色を活かして、きちんと意見を出して、体現していく。それが積み重なっていくと「こうなるのか!」ってびっくりする時があって。それが1番、気持ちいい瞬間です。

あと、この仕事は反応がわかるんですよね。例えば、ニュースに取り上げてもらうために、プレスリリース(報道機関に向けた、お知らせ的なもの)を出して、それが伝えたい意図通りに伝わったかとか。SNS上のコメントを見たりとか。
実際の反応が見えるのが面白くて。いい反応があったら「よし!」ってなるし、そうじゃない時はがっかりする。でも、それはそれでまた学ぶことがあって、やっぱり面白い仕事だなって思います。

 

自分の考えを素直に伝えること

今後、入社するかもしれない学生に、期待するものは何かありますか?

明るく元気なことですね。凝り固まってしまいそうなものをぶち壊してくれるような活発さは欲しいですね。「こういうのやったほうがよくないですか?」とか「それ、わかんないです」とか。社内にそういう刺激を与えてくれる方が入ってくれたら嬉しいなと思います。

スキルについてはどうですか?

スキルよりもスタンスが大事かなっていう気はします。やっぱり素直に意見を言ってくれる人がいいです。私たちは30代で、大学卒業後に入ってくる方は基本20代ですよね。見ているものも、見てきたものも違うと思うので「今の大学生はこう思うはずです」とか言って欲しい。
自分が「正しいと思うこと」を主張してくれる人が入ってくれるといいですね。

自分の考えをしっかり持って、発言できる人という感じでしょうか?

いま、完成してなくてもいいんです。絶対論ではなく「自分はこう思う」っていうもので。それを萎縮せずに伝えることができればより良いです。あ、まずは「考えること」が大事かな。

 なんか、勇気が出てきました。頑張ってみます!
今日はありがとうございました!

 

【企業情報】
LINE Fukuoka株式会社
〒812-0012 福岡市博多区博多駅中央街8-1  JRJP博多ビル12F