INTERVIEWS
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株式会社マルタイ

福岡市西区今宿青木 1042 番地 1

更新日 : 2017年10月16日
大学生編集部の私たちが聞きました!
もり
将来の夢はCA。マルタイの商品では、カップの「長崎ちゃんぽん」が大好き。
もとまつ
アイスホッケー部所属。棒ラーメンには、よくお世話になっている。

見藤社長に聞いたマルタイのこと


【社長にインタビューしてみた感想】
緊張していましたがインタビューを進めていくにつれ、マルタイのことはもちろん、見藤社長の大らか な人柄を感じることができました。1番驚いたのは社長と働く社員の方々の「距離の近さ」です。 横のつながりも縦のつながりも大切にして、コミュニケーションをしっかりとりながらお仕事をされ ているのが、素敵な会社だなと思いました。

2名の若手社員さんに、密着取材!

はたらくふくおか、記念すべき一つ目の取材企業は、「棒ラーメン」でおなじみの株式会社マルタイさんです。
ラーメン好きな大学生編集部のふたり(森&本松)が、販売促進室の藤枝さんと福岡営業所の戸崎さんにお話を伺いました。

早速ですが、藤枝さんが働いているオフィスにお邪魔させていただきました。おぉ〜。働いている方がいっぱい。
企業の現場に入るのは、初めての経験。少し緊張・・・。

販売促進室、藤枝さんのおしごと


今日は、よろしくお願いします。まずは、藤枝さんの仕事について教えてください。


ここは「販売促進室」っていう部署で、主に3つ業務があります。1つ目は、「海外事業」といって、海外向けに販売促進をする事業。2つ目は「特販営業」。私が今担当しているのは、これです。例えば、オリジナルのパッケージを作ったりする、ちょっと特殊な営業ですね。3つ目は「業務用営業」で、例えば飲食店に麺だけを納品したりするような販売をします。この3本柱ですね。


普段の1日のスケジュールを教えてください。


私の場合ちょっと特殊で。毎日同じような流れじゃないんですよね。一週間後には仕事もガラッと変わっていたりします。例えば、今日は取引先向けに新商品の企画書を作っていますが、先週は、webショップのコードを書き換えて新商品をアップしていたり。
ただ、午前中の流れは基本的には一緒で、メールのチェックをして、取引先に確認の連絡をしてという感じですね。それからは、販売促進室の室長や係長のサポートをしています。「こういう企画書をつくっといて!」という話を受けて、その話から「じゃあ、こんな企画書を作らなきゃいけないな」とか、「ポップも作っておこう」とか、「あれができる、これができる、あれしとこう、これしとこう」と1日のスケジュールを組み立てています。


販売促進室と聞いて、ドラマとかで出てくるような、外回り的なイメージがありました。


そうですよね。このあと、もう一人インタビューされる戸崎は、そのイメージに近いかもしれません。私の部署では、特殊な営業を担当しています。中国などの海外からも電話がかかってきたりします。どっちかっていうと電話やメールのやりとりが多いですかね。

マルタイは電話番号がひとつしかない!?


「仕事で心がけていること」はありますか?


そうですね〜。ミスをしないように、気をつけて頑張っています。派手な仕事のようですが、意外と地道な仕事が多いと思います。例えば商品出荷の時、手配の紙を書くんですけど、ミスが起きがちなので、自分で企業ごとに分けた見本を作ったりしています。細かいところですけど、新人として他の部署に迷惑かけないようにと、心がけています。


入社した頃に比べて、仕事に慣れてきたなという感じはありますか?


最初は本当に人の名前とかもわかんない、どこに何があるかもわかんない、これはどの部署の仕事なのかもわからなくて、何もできなかったですね。特徴的なのは、マルタイって電話番号が1つしかないんです。お客様相談室用とか、営業用とかじゃなくて、1つなんですよ。だから、取引き先の方もお客様も同じ電話に掛けられるんです。
最初はできることがないから、電話をとるんですよね。出てすぐ「Aさんお願い」と言われたりして、その苗字の社員が複数いたりすると、「え!?どの部署の!?」という感じで慌てていました。でも、だんだん事業名を伺うだけで、この人だなって、うまく回せるようになってきました。この時、だいぶん慣れたかなって思いました。最初はちょっと怖かったんですよ、コール鳴るのが(笑)。


中小企業と大企業の違いってどんなところだと思いますか?


私たちの会社では、ある意味「決まり」がなくて。仕事の割振りが明確には決まってないんですよね。担当している取引先であれば、私も在庫管理をしていたります。実際は、生産管理部門の範囲ではあると思うんですよ。でも、その企業さんのことは、すべて担当していたりします。


いわゆる「縦割り」でないという感じですね!


難しいと思う時もありますね。任されているとはいえ、一つの業務で、研究開発部やマーケティング部、生産管理部や品質保証部などいろんな部署が絡んできますから。パッケージを変える仕事なら、このフィルムで本当に品質が保たれるのかとか、そういう配慮もいるので、社内でのやりとりはすごく大事ですね。社内での調整は、仕事のなかでも意外に難しい部類かなと思います。


そういえば、仕事されていた部屋に、他の部署の方もいらっしゃいましたよね。


そうですね。マルタイでは1フロアに集約されています。島のようになっていたのが、ひとつの部署ですね。


珍しくないですか?なんとなく部署は、分かれているイメージがありました。


仕切りもないですもんね。距離も近いので、別の部署でもすぐに聞けるという気軽さがありますね。「〇〇さんいますか?」と電話がかかってきた時もパッと見渡して、「あ、席外してる」とかがわかりますね。みんなが協力し合う会社という社風だなと思います。これは誰々の仕事って決めないで、いろんなところで共有しあっています。普段のスケジュールが固定されていないのも、そういう理由かもしれませんね。

「地元で働くと、結果的に地元に貢献できている気がする」


なぜマルタイに就職しようと思ったんですか?


小さい頃から絶対「食品系」というのは決めていて。それと、もうひとつ、「海外に広める」という仕事に憧れがあって。ちょうど私が入った時期は、海外展開を進めていたこともあって、そこがマッチしました。もちろん他の企業も受けてはみましたけどね(笑)。
私は地元が福岡で、親も福岡にいるので、近くにいたいっていうのもあるかも。地元企業のマルタイで働いて、結果的に地元にも貢献できている気がするし。おいしいラーメンを福岡から発信できるのはうれしいことだなぁと思います。親も嬉しいようで、実家に帰ったら、めっちゃ買ってくれてたりします(笑)。


「女性の働き方」って世間でも話題になっていると思うんですけど、家庭と仕事の両立とか育児休暇とか、そういう面ではどうですか?


マルタイは、そのあたりはすごく良くて、特に育児休暇は充実しています。私が聞いただけでも、育休取得経験者が10〜20人くらいいます。女性社員の方は、ほとんど結婚していて子どもがいらっしゃる方も多いです。うまく両立しているという話をよく聞いています。男性の育休も、これから積極的に取り入れていきたいと上司に聞きました。


不安とかはないですか?


全然ないですね。本社勤務は本当に17時半で終わりで。18時にはほとんど誰もいないというのが日常です。ちゃんと毎日仕事を終わらせて、バシッと帰る。みなさんそういう風に家庭と両立しててる先輩の姿を見ているので。マルタイでは、育休からの復帰率も100%なんですよ。


野望的なものはありますか?例えば10年後の自分のイメージとか。


室長のポジションにつきたいなって思っています(笑)。
今の室長は、貿易のスペシャリストなんですよ。そうなりたいなぁって。今は東南アジアが主なんですけど、将来的には、他のエリアにも広めていけたらいいなと思っています。そのためには、貿易の知識だったり、制度の話だったりを、勉強しないといけないと思っています。あと英語も頑張っていこうかなと。英語が喋れたら、かなり仕事には役立ちますから。実は英語科だったんですけど、全然話せなくて(笑)。


就職先はそれぞれ違うにしても、「学生時代にやってみた方がいいよ」ということはありますか?

そうですね。私は、インターンによく行っていて。勉強になったなと思うのは、複数の大学と家具屋さんでコラボした商品開発をやったことですかね。学生たちで、イチから家具を作るため、商品企画、開発、設計、価格の設定まで、全部やったんですよ。1年かけて。そこで本当にいろんな経験ができたのが、よかったなと。めっちゃ大変だったんですけど。その時に、「商品ができるまで」の一通りの流れがわかって。それは今の仕事にも活きていますね。企業を選ぶ上での勉強にもなりました。「なんで営業がしたいの?」と聞かれた時に、漠然とじゃなくて、「こういう経験をした中で営業が1番向いていると思ったからです。」と、はっきり言えたので。

「ラーメンを食べるのは、市場調査(笑)」


最後にラーメンの話ですが、例えば他社のラーメンやお店のラーメンは、食べたりしますか?


お店にも「市場調査」と言って、食べにいきますね。会社の人みんなで飲んだあとにも「市場調査」って言いながら、食べにいきます(笑)。


「市場調査」。便利な言葉ですね(笑)。

藤枝さん
私は、普段営業なので、実際の市場調査で会社を抜けることはほとんどないけど、マーケティング部では商品開発も仕事なので、仕事として食べに行くこともします。もちろん他社のラーメンは気になりますよ。カップラーメンの業界って、1週間に何個も新商品が出たりするほど、競合が多いですから。毎日カップラーメンを食べても、どんどん次が出て。でも、すぐ食べないと無くなる商品も多いですし。マーケティング部の係長は、毎昼他社のカップラーメンを食べてますよ。いろんなトレンドを知ることが大事ですからね。


す、すごい。日々の研究が大事なんですね〜。勉強になりました。ありがとうございました。

福岡営業所、戸崎さんのおしごと

つぎは福岡営業所、営業担当の戸崎さんにお話を伺いました。
なんと実際に、営業先に同行させていただきました。現場に向かう車の中から、早速インタビュースタートです。


よろしくお願いします。早速、車内からインタビューさせていただきます。先ほど、みなさんが働いているフロアも見せていただきましたが、マルタイではどんな方が働かれていますか?


もちろん、一人ひとり個性はあるけど、なんとなく似てくる気はするかなぁ。1対1で接すると全然違うけど、集団になると、社風というか“色”が出てくるかなって思うよ。あと、マルタイは地場企業だから、福岡出身の人も多いし、みんな方言も出るから、親しみやすいっていう良さがあるかも!


地元の方言って、なんか安心しますよね。外から見ると、福岡の印象ってどうなんでしょう。


全国各地からやってくる営業の方からは、福岡は住みやすい!って言われるよ。ご飯もおいしいし、自然も豊かだし。一度着任したら、外に出たくなくなる人も多いみたいで、「ブラックホール」って言われてたりするみたい(笑)。


戸崎さんは、「営業」のお仕事なんですよね?女性の営業マン(ん、営業ウーマン?)って、カッコいいなっていうイメージがあります。


ベテランセールスの先輩方の経験談だと、女性の営業職の方は前に比べて増えてきてるみたい。それは他社もそうかも。カッコいいかどうかはわかんないけど、泥臭いところも多いよ(笑)。でも、営業の経験は、この先かなり強みになるかな。


なるほど〜。戸崎さんの今の仕事は、具体的にはどんな内容なんですか?


営業の中にも、「新規営業」と「ルート営業」という2種類があってね。私は「ルート営業」がメイン。すでにこれまでにも取引をしているお客さんのところに訪問する営業って言うとわかりやすいかな?


はい。イメージ湧きました。


ルート営業の場合は、私がそのお客さんの担当になる前に先輩がいて、その前にも先輩がいて、さらにその前にも先輩がいて・・・っていう感じで、つながりを継承していくような形でね。多くの先輩方が代々受け継いできた関係性を維持していかなくちゃいけないから、プレッシャーはあるよ。引継ぎの後に売り上げが落ちた!っていう状況にならないようにしたいし。新規営業は忙しい、ルート営業は決められている担当先を回ればオッケー、と思うかもしれないけど、同じお客さんとず〜っといい関係を保つことは、きっと想像以上に難しいと思うよ。例えば、何かトラブルが起こった時は、誰でも「お客さんに会いに行くの、気が重いなぁ」っていう気持ちになると思う。でも、担当を持ち続けている限り、担当者の方とは何度も顔を合わせるから投げやりにできない。自分のミスはミスとして受け入れた上で話し合わなきゃいけない。だけど、人間同士の関係だから、そんな時ほどコミュニケーションが大事だしね。営業の大変なところかもしれないね。


先輩からの受け継ぐというところが、私はプレッシャーを感じてしまいそうです。基本的には、そういった外回りのお仕事なんですか?


こういう感じで外回りをして、商談をしたり、というのが基本かな。でも営業は、商品を売るだけじゃなくて、その売り上げを回収、把握することも仕事のうち。外回りと内勤作業と両方しなくちゃいけない。取引先では、売上をつくる。事務所では、見積もりをつくったり、実績を入力する。営業所の掃除や先輩方のお手伝いもあるよ。


1日のスケジュールはどんな感じなんですか?


営業の場合は、基本的にお客さんに合わせて、予定が決まっていく感じだね。仕事の要領がわかるようになったら、担当が増える。営業は外に出るからこそ、自分の裁量でどう仕事するかを考えることが必要だなって思う。自由がゆえにスケジュールを丁寧につくる必要があるかな。苦手だけど(笑)。

2年目までは、わからないことの連続だった


入社してから、仕事に慣れてきたかなって思ったことはありますか?


2年目までは、全く思ったことないなぁ。初めてのことばっかりで、「わかんない、わかんない(汗)」っていう状態。そうなると大変で、取引先でも、事務所でも、先輩に聞いても、何がわからないのかがわからない状態。パニック状態(笑)。
取引先では簡単な交渉をするときでも、自分で判断する自信がなくて、「後日、相談させていただいてもいいですか?」って、言っていた時期があったんだけど、「戸崎さん、いつも後日だね。自分で決められないの?」って言われたことがあって。その時はツラかったなぁ。


私にも、いつかそんな日が来ると思うと、コワいです(汗)


きっとみんな始めはそうだと思うよ。転職の場合でも。「社会人のマナー」みたいに、共通して役立つ部分はあるけど、全く新しい風土で、人間も違う、仕事の内容も違う、働き方も規則も違う。イチからのスタートだから、ほとんどの社会人が近い経験をしてるんじゃないかなぁと思う。みんな同じ気持ちになってるんだなって考えたら、乗り越えられるかな?多分。

「会社のブランド力があっての自分」という気持ち

そして、営業先の店舗に到着し、日頃どんな仕事をしているか見学させていただきました。戸崎さんは、在庫の数を確認して、即席めんのコーナーに行き、自社製品だけでなく、そこに並ぶ製品すべてを綺麗に陳列されていました。「 “ラーメン”そのものの印象と売り上げが上がった方がいいから」と言う戸崎さんは、とてもカッコいいなと感じました。
一仕事終えたあと、もう少しお話を聞きました。


戸崎さんが思う、営業の心得って何かありますか?


う〜ん、難しい質問・・・。
・・・何ていうか営業で「顔を売る」だけで終わらず、相手の「懐に入る」とかなのかな?(笑)
ただ、マルタイの商品というブランド力があっての自分だから、私が何か大きなことをしているっていう風には本当に思ってなくて。ある企業と商談のとき、取引先含め三社で一緒に目標を掲げて、無事に達成したんだけど、その時もバイヤーの方や問屋さんが一生懸命になってくれたから達成できたっていうイメージが強くて。「マルタイの棒ラーメンは代替がないから」って、お客さんから言ってもらった時は、本当にマルタイの商品力を感じたね。だから自信を持って、営業できるかな。


10年後の自分がどうしているかっていうイメージはありますか?


これも難しい(笑)。
社会はすごく多様化しているので、あくまで一般論かもしれないけど、私が女性として思うことは、自分の仕事でのキャリアを考えるとともに、ライフスタイルを決定しなくちゃいけない。たとえば、結婚をするか、しないか。子どもを産むか、産まないか。それもまた自分の希望であって、順調にいくかもわからない。別に強制されて決めることではないけど、長い目で見ると、早い内に決定した方が将来を現実的に展望しやすい気がするなぁ。今後、年を重ねるにつれて、キャリア・ライフスタイルがより深く、複雑に絡み合ってくると思う。自分の中での計画はあるけど、順調にいくかどうかはわかんないよね。人生山あり谷ありって聞くし(笑)。
だからこそ、いま目の前のことを一生懸命頑張って、うまく行かなかったら軌道修正なり、考え直したりっていう状態かな。

「自分がやりたいと思ったことは、全部やってみた」


学生時代とのギャップって、ありますか?


あ〜、それはあるよ。でも、「学生に戻りたい」っていう気持ちはあんまりないかな。学生は学生で楽しかったけど、社会人には社会人の良さがあるからね。


大学生の時にやっていた方がいいことって、どんなことだと思いますか?


自分が好きなことで、やりたいと思ったことを、気持ちの趣くままに全部やってみるといいと思う。私はそうしてきて、いろんな人との出会いに恵まれて、自分の価値観も広がって良かったなって思うことが多くて。誰でもそうだけど、社会人になったら、なかなかそこまで自由な時間はとれなくなってくるし。やりたいことの内容はなんでもいいと思う。私事でいえば、東北でのボランティア、フィジー留学、タイへの1人貧乏旅行2週間、音楽イベント立ち上げ、イベントスタッフなどなど、ちゃらんぽらんに遊んでた(笑)。
おススメは、大人がいる交流場。特に、音楽イベント企画は少人数だったし、ボランティアもできて良かった。自分たちの遊び場を作るために、本気で企画に取り掛かり、創り上げるプロデューサー、ディレクター。その目力も、勢いも、イベント自体も、本当にカッコよくて面白かったなぁ。
自分の無限大の可能性にかけて、いろんな人に助けてもらいながら、チャレンジしてみてください。だって学生なんだから(笑)。


はい。今日はありがとうございました!

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【企業情報】
株式会社マルタイ
住所:福岡県福岡市西区今宿青木1042-1