INTERVIEWS
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BLUE ZOO 有限会社(パンダタクシー)

福岡県福岡市中央区那の津4丁目4番12号

更新日 : 2017年10月16日
大学生編集部の私たちが聞きました!
たばし
宮崎出身の大学3年生。本物のパンダはまだ見たことがない。
やまうち
鹿児島出身の大学2年生。おなじく本物のパンダは見たことがない。

青柳社長に聞いたパンダタクシーのこと

朝礼からスタートです!

はたらくふくおか、二つ目の取材企業は、かわいいマークが目印のパンダクシーを運営するBLUE ZOO有限会社さんです。普段はあまり、タクシーには乗らないという、大学生編集部のふたり(田端&山内)が、運行管理者/オペレーターの宮原さんと葉山さんにお話を伺いました。

今回は、週初めに欠かさず行っているという「朝礼」からお邪魔させていただきました。社長も交えて社員のみなさんで輪になり、社訓を読み上げます。シャキッと気が引き締まりますね!

就職1年目の宮原さんのおしごと


今日は、よろしくお願いします。まずは、宮原さんの仕事について教えてください。


オペレーターとして、小型タクシーの予約受付を担当しています。受け付けて、配車をすることがメインの仕事です。まだ、始めたばかりで、勉強の日々ですね。それと最近は「〇〇のタクシー、どこどこへ行ってください」っていうリアルタイムな配車。あ、ちょっと前は採用活動もやっていました。結構、いろんなことをさせてもらっていますね(笑)。


この画面、すごい“プロ”って感じがします。電話も頻繁にかかってきますね!とても、お忙しそうですが、仕事で気をつけていることを教えてください。


電話でお客様と接するので、なるべく丁寧にお話するという所ですかね。しっかりお客様の話も聞きつつ、でもダラダラと長くならないよう、バランスよく電話できるよう心がけています。研修の際に、元キャビンアテンダントのインストラクターの方に教えていただいた経験が、かなり自分の糧になっていますね。


顔が見えないお客様と接するとなると、言葉だけでのコミュニケーションになるので、逆に緊張することも多そうですよね。


そうですね。予想だにしないこともありますよ。例えば、外国人の方から電話がきたり。突然英語で、「hello!」って言われて、一瞬、うわっ!やばいって(笑)。でも、なんとか心を落ち着かせて、応対しています。

「予約」でいっぱいのパンダタクシー


仕事のやりがいや、難しいところを教えてください。


正直なところ、今はまだ、わからなくて。それを探している途中という感じです。仕事も、まだ全てのことができるわけじゃないので、今あることをしっかりとやっていくだけですね。
ただ、楽しみなことがあって。実は今年度から、新規事業としてドライブアテンダントという「ハイレベルな接客サービスと観光に特化したタクシー」が始まりますので、そこにしっかりと貢献したいなって思っています。

*ドライブアテンダントの研修風景


ハイレベルなサービスと観光に特化したタクシーですか。面白そうですね。走りだしたら、ぜひ乗ってみたいです。タクシー会社にもたくさんの会社があると思うんですけど、宮原さんが、このパンダタクシーで働きたいと思った理由はありますか?


実は私、「タクシー会社で働きたい!」とは思ってなかったんですよね。就職活動中は、「働きたい業種で選ぶ」というより、「社会貢献をする」というのが自分の軸で。すごく、ぼんやりとしてるんですけど(笑)。
きっかけとしては、「パンダタクシーって何だろう?」くらいな感じで、なんとなく説明会に行ったことですかね。いざ参加してみたら、売り上げとか業績の話ではなく、「世の中の役に立つ。その上で、正当な利益をいただく」という話をされたことが強く印象に残っていて。うん、ここを受けようと決めました。


運命的な出会いですね。具体的に、他社のタクシー会社さんとの違いはありますか?


ありますよ。「タクシー業界について」と言われると、あまり詳しくはないんですけど、うちの特徴は「いつも予約でびっしり」埋まっているというところじゃないでしょうか。先ほど、配車の様子や電話のかかり具合を、見てもらったと思うんですけど、本当にどんどんご予約していただけるんです。予約だけでここまでスムーズに配車できているタクシー会社さんは、他にはなかなか無いみたいで、これが強みかなと思います。

社会人になって忍耐力があがった


仕事でつらい時とかはありますか?


ありますね。今は結構慣れてきた部分も増えてきましたけど、最初はオペレーターの仕事のこと、何もわからなくて。自分としては、右も左もわからない状況にポンっと放り込まれたような気持ちだったので、最初はよく「キツイな〜」と思っていました。結果としては、その経験を経たことも自分の身になって、よかったですけどね。


やっぱり自分にとって新しいことは、不安がいっぱいですよね…。つらい時は、どうやって気分転換しているのですか?


私の場合は、カラオケですね。今日も微妙に声が枯れてる気がするんですけど(笑)。お酒を飲みに行くのも大好きです。なんだかんだで、リフレッシュはしてますね。


大丈夫です!声、全然枯れてないですよ!(笑)お仕事の残業とかは、あるんですか?


あんまり無いですよ。ただ、帰る時間になって、いっぱい電話がかかってきて、なかなか途切れない!みたいなことは、たまにあります。


帰るタイミングを、見られているのかなって気がしますね(笑)
社会人になって自分が成長したなって感じるところはありますか?


入社して、半年しか経っていないので、本当にまだまだなんですけど、ちょっとだけ、忍耐力が上がったかなと思います。やっぱり社会人となると、仕事に責任感を感じるようになったので、辛いなと思うことがあっても、踏ん張って、どうにか超えていけます。超える経験が増えてくると、落ち込むことも減ってきた気がします。半年前と比べると少しは成長したかなと思います(笑)。

就活は究極、直感でいいかなって


私たちは、今まさに学生なんですが、宮原さんが思う「学生時代に学んでいてよかった」と思うことはありますか?


「運行管理者」っていう資格を持ってるんですけど、これ運送、自動車の法律に関するものなんです。私は、法学部だったんですけど、このあたりの勉強が、あまり苦労なくできて、よかったなと思います。


学生時代にも、資格の取得は力を入れていましたか?


あとは、中国語検定を受けました。4級という、一番下の級ですけど(汗)。しかも、パンダタクシーには、いま中国人の留学生が一緒に入社して働いているので、なおさら活用のシーンが減ってしまいました(笑)。


なるほど(笑)。就職活動時代は、どんな感じでしたか?


先ほど話した通り、私の場合は「社会貢献」をしている企業という軸で探していたので、該当する企業があまり見当たらず、就活はそんなにたくさんはしていないんです。究極、「直感でいいかなっ」って(笑)。
お話を聞いたり、調べてみて、ピンときた企業を5社くらい受けて、中でもここは「人が合いそう」って思ったのがパンダタクシーでした。


「人が合いそう」というのを感じられたのは、説明会とかで、社長と話をする機会があったからですか?


そうなんですよ。機会があったどころか、初めの個別説明会の時から、いらっしゃいました。
初対面なのに、その時、私からすごくたくさん話をしてしまって。今、面接されていたらどうしようって思いながらも止まりませんでした(笑)


社長さんと、すごく距離感が近いんですね。


中小企業のいいところだと思います。実は、新入社員の募集は私の代から始まったので、新入社員1期生なんです。あとから聞いた話ですが、会社の考え方や社長の考え方に共感した人と一緒に働きたいから、説明会などのシーンでは、直接社長が話をするようにしていたとのことでした。


なるほど!「会社の考え方」を知るっていうのが、自分に合う仕事を選ぶ大事なポイントかもしれないですね。

私の場合は個別説明会の方が合っていた


私は来年から就活が始まるんですけど、何から始めればいいですかね…?


そうですね〜。私は「合同説明会」があんまり好きじゃなくて。みんな同じ格好をしていて、しかも人混みがすごくて…という状況がしっくりこなかったんです。なので、とにかくネットで調べてみて、直感で気になったところの「個別説明会」を探して参加するようにしました。就活サイトには、業種だけでなく、休みの条件とか、いろんな項目のチェックボックスがあるので、それで絞り込んでいきました。便利なサービスは、フル活用したらいいんじゃないかなと思います。


ありがとうございます。ほかに、就活生に向けてなにかアドバイスはありますか?


あまり偉そうなことは言えませんが、自分なりに後悔のないようにやってみるということじゃないでしょうか。私は比較的少なくて、5社しか受けていないですが、自分で決めた「社会貢献」という軸で、いろんな業種を受けました。自分の中で、「これは外せない」という基準があると、迷いが減るんじゃないでしょうか。


自分の軸。私も考えてみます!

転職してきた葉山さんのおしごと

つぎは同じく運行管理者でオペレーターの葉山さんにお話を伺いました。葉山さんは、これまで別の仕事をされていて、今年BLUE ZOOに転職されたそうです。


よろしくお願いします。宮原さんにも伺いましたが、葉山さんの普段のお仕事について教えてください。


普段は、私も配車の仕事を担当しています。それと、事業の企画や計画を立てる仕事もやっています。社長と相談しながら、当社が目指しているものを達成するために必要なことを整理し、実施していくための準備を整えるといった感じでしょうか。


仕事のやりがいを感じるときはどんな時ですか?


おかげさまで、たくさんのお客様から予約の電話をいただいています。せっかく当社を選んでいただいているので、できるかぎり、断りたくないじゃないですか。きっちりとお客様のご希望の時間に合わせて行けるような配車対応ができて、なおかつ売り上げも適正に確保できた時、一番やりがいを感じますね。


お手本のようなお答え…!BLUE ZOOに転職をした理由は?


まさか自分がタクシー会社で働くようになるとは思っていなかったです。大学卒業してから、ずっと教育・研修関係の仕事をしていたんですよ。ディ○ニーランドで働いていたこともあります。
色々な場所で研修をしているところ、青柳社長と出会って。仲良くしていただいている中で、「会社を今後こうしていきたい」とお話を直接聞いたんですね。それで心が動きました。


素敵な出会いがあったんですね。


その時は外部的な立場として、採用のお手伝いとか、研修をお手伝いしていました。もちろん当事者意識を持って、取り組んではいますが、あくまで第3者としての関わり方…。なんか物足りなくて。「自分が主体となって良い組織を作る」ことが、ここならできそうと思って、転職を決めました。


ドラマみたいです…!

影響を受けた「組織の成功循環モデル」


職場内の方とのコミュニケーションはどうやって取っていますか?


前職の時、すごく勉強になったことがあって。ちょっと書いていいですか。マサチューセッツ工科大学の教授のダニエル・キムさんが提唱している「組織の成功循環モデル」なんですけど。
会社の人間関係が良いと、自然と思考も前向きになって、それが行動につながって、良い結果につながって、という循環の図です。すごくシンプルに言うと、良い成果を上げるには、まず人間関係が一番大事ですよということなんですね。


勉強になります。


これから先、積極的に取り組んでいきたいんですが、まず社内の関係性をもっと良くすることを目指します。働くのは人間同士なので、好きとか嫌いとか、そういった感情も度外視できないんですよね。みんなが、いい関係性の中で仕事をすれば、自然と良い職場となると思うので、自分なりにそれを考えながら行動しています。

嫌なできごとは次の日に持ち越さない


葉山さんが思う、他のタクシー会社とパンダタクシーとの違いってどんなところですか?


僕もタクシーのことはよく知らなかったんですけど、特徴はやっぱり予約が多いことでしょうね。普通タクシーって外で捕まえるものなので、予約はあんまりしないですよね。でも、現場を見ていただいてわかるように、パンダタクシーでは、一日中電話が鳴っているんですよ。3日前とかに予約が入ったり、毎日予約してくださる方もいます。


毎日!すごいですね。


当社では、およそ8割が予約のお客様なんですよ。それと、企業が目指しているところというか、価値観が違うことが特徴だと思います。初乗り300円というチャレンジもそのひとつですが、タクシーはタクシーなんですけど、僕の中でパンダタクシーは「新しいタイプのタクシー会社」というような認識ですね(笑)。


葉山さんのお話を聞いていると、日々がとても充実しているように感じますが、ツラいなって思うことはありますか?


それは、ありますよ。自分がこうしたい!ああしたい!っていう思いがあっても、なかなかその思いを周りと共有できない時とかですね。悔しいという感じでしょうか。


チームの難しいところですね。もやもやはどんな風に解消していますか?


仕事以外の時間も充実させますね。例えば仕事で嫌なことがあった時は、次の日に持ち越さないで、自分の中で整理する。どうしたらいいかなということを、ノートに書いてまとめたり。そうすると明日はまた新たな気持ちで臨めます。このノートには毎日書きこんでいるんですが、「自分は何のために、何ものとして、何をするのか」を日課として記しています。


すごい…。デキる人っていう感じがします。他にも日課はありますか?


歌を歌ってますね。休みの日はライブもしています。社長には見てもらっていて、「ギター持ってこい〜!」なんて言ってもらったりしますが、実はまだ社内では披露したことはないんですよ。


歌ですか!?
次々に予想を上回るお答えが返ってきます(笑)。

就活の答えは自分の中にある


社会人になって、学生時代の勉強や取り組みが役立ったことはありますか?


必死に勉強して大学に行きましたけど、社会に出ると、「あの勉強いらんかったやん!」と思うのは、正直あります。社会に出てみると、他人とのコミュニケーションがとても大事で。それと、自分の頭で考えること。
そういう意味では、自分の場合、アルバイトがいい経験になったと思っています。居酒屋で4年間働きましたが、いろんな人と関われたことは、今でも財産になっていますね。


さきほどの「人間関係」に通じるところでもありますね。


同級生で勉強全然できなかった友達がいて。でもその友達は、人からめちゃくちゃ好かれるんですよ。で、今はかなり偉くなってるんですよね。そういう姿を見ると、学生時代に勉強以外のこともたくさんしとけば良かったなとか思って。学習のためじゃなくて、社会に出るために必要なコミュニケーションスキルを教える塾を作ってみようとしたこともあります。


コミュニケーションの重要さが伝わってきました。
最後の質問です。これから就活をする学生にアドバイスをお願いします。


僕も就活の時はすごく悩みました。アドバイスをするとするなら、自分の中に答えがそれぞれあると思うんですよね。だから周りとか、一般論ばかりに振り回されず、自分が一番幸せを感じることとか、自分が一番役に立って貢献できることを考えてみて、それを大事にしてほしい。あとは、いろんな人と会って、肌で感じたことを自分の心に問いかけて、「自分に正直に」なってみるのが一番いいのではと思います。



なるほど!心に響きました。
今日はありがとうございました。

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【企業情報】
BLUE ZOO 有限会社
住所:福岡県福岡市中央区那の津4丁目4番12号