INTERVIEWS
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株式会社 アドコムソフト

福岡市博多区祇園町2-8 リアン祇園ビル9階

更新日 : 2018年3月26日
大学生編集部の私たちが聞きました!
いくの
人の話を聞くのが好き。(ただし、文系につき、ITのことはよくわかっていない)

加来代表取締役に聞いたアドコムソフトのこと


【アドコムソフトにインタビューしてみた感想】
とても笑顔が素敵な社長でした。社員が自ら考えて会社を「創っていくこと」を大切にされていて、若い社員の意見をどんどん取り入れていきたいとおっしゃっていたのが、印象的でした。
また、技術者はシステムを開発するだけではなく、お客様と接し、相手の立場に立って考えることができるような仕事の仕方をしてもらいたいとも、おっしゃっていました。技術者としての成長だけではなく、人としても成長することができる会社で素晴らしいなと思いました。

博多のソフトウェア会社「アドコムソフト」を取材!

今回は、はたらくふくおか初のICT関連企業です。ソフトウェアの設計やウェブ制作、アプリ開発など、幅広い業務を実践されている博多区の企業「株式会社アドコムソフト」さんを取材!なかでもフレッシュな新入社員である鑑江(かんこう)さんと、中村さんにお話を伺いました!



今日はよろしくお願いします。早速ですが、まず1日のスケジュールを教えてください。


いきなりですが、私はいま本社ではなく、百道にある他社に出向(※しゅっこう:社員の籍は残したまま、他社に勤務する状態)しています。仕事は9時始業ですが、6時半には起きて準備を始め、8時までには家を出るといった感じです。


IT系と聞くと、なんとなく朝はゆっくりなイメージがありましたが、意外に早いんですね!



ですね(笑)仕事は、9時から12時まで、まず担当している仕事をもくもくと進めて。12時から1時間休憩をとって、午後からもまたもくもくと…という感じです(笑)。だいたい18〜19時には退社します。


休憩をのぞくと、ずっともくもくとお仕事されていることになりますね(笑)退社される時間は、日によって変わったりしないんですか?


そうですね。私の出向先は基本的に退社時間がきっちりしていて、ほとんど18時にあがります。納期がせまっていたら、少し残業も出てくるかもしれませんが、今のところ普通に定時あがりです!


具体的にどのような業務を担当されているのか、教えてください。


先月までは車の部品メーカー関連のお仕事でした。今月からは病院の物流関係のシステム改修に携わっています。例えば、病院からお薬や医療器具などを発注する際に使うようなものですね。


一言にシステムといっても、いろんな業種の仕事に携わるんですね。「システム改修」というのは、具体的にどんな内容なのですか?


病院って独自の用語がすごく多いんですね。なので、例えばそれを統一して欲しいという要望だったり、表示される内容を変えたりとか、そんなところですね。なかでも私は、細かい改修作業を任されていました。


覚えることがたくさんあって大変そうです(汗)


そう思いますか?(笑)使用するプログラミングの言語は共通のものなので、そこの勉強はもちろん必要ですが、やることは結構シンプルですよ!

 

人文学部・哲学専攻からSEの道へ


改めてですが、「システムエンジニア(SE)」という仕事は、どんなことをする仕事なのでしょうか?


私もまだまだ初心者の域なので、そんなに大きなことは言えませんが(笑)
例えば、これまでは大量の紙の資料をバサバサ広げて業務を進めていたところを、コンピューターを使って、スマートにして業務をやりやすくしたい、といった要望があったとして・・・。そのシステムをイチからつくるといったことが、システムエンジニアの仕事だと思います。



なるほど〜。どうやったらそういった要望が叶えられるかを考えて、つくるといった感じですか?


そんなイメージです。大きく言うと上流工程、下流工程といった分け方をします。「どんなシステムをつくりたいか、お客様の頭の中の要望を整理する」のが上流工程で、「要望をもとにそのシステムのプログラミングをする」のが下流工程での仕事になりますね。


わかりやすいです!いま鑑江さんは、上流、下流どちらのお仕事が多いですか?


いまは、下流工程ですね。下積みかもしれませんが、プログラミングの経験がたくさんあって、初めてお客様の本当の要望を聞き出せるようになるのかなと思っています。


下流と上流、どちらもできる「一人前」になるのに、どれぐらいの期間がかかるのでしょうか?


どうなんですかね〜。私、実は文系卒なんです。特にお門違いの学部から入社したので、正直わからないですね(笑)ただ先輩を見ていると、5〜6年働かれている方は、もう一人前といった感じがします。「まずは3年、しがみついとけ〜!」という方もいますね。


なるほど。ちなみに鑑江さん、文系とのことですが、学部は・・・?


大学時代は人文学部で、専攻は哲学でした。


本当にまったく別の分野だったんですね!


そうですね(笑)ただ、高校時代は理系だったんで、もともと好きな分野ではあったんですよ。


なぜ大学で人文学部を選択されたんですか?


得意科目が国語と物理だったんですよ(笑)それもあって、人文学部の「人とはなにか」というキャッチコピーにすごく興味が湧いて、人文学部に入ったんです。


「人とはなにか」、深い問いかけですね〜。さらに、そこから仕事として、SEを選んだ理由はありますか?


私はもともと、学ぶのが好きなんです。プログラミングは、学べば学ぶほど、商品価値だったり私の価値も上げられるなという風に感じたので、選びました。


就職活動の時から、すでにSEを目指していたんですか?


・・・実はSE志望として就職試験を受けたのはアドコムソフトだけなんです。その時は、まだSEっていう仕事があることも知らなくて(笑)最初は、事務職や営業職ばかり受けてました。


そうなんですか!?では、何がきっかけでSEを?



出会うはずのなかった仕事なんですけど、偶然、就活サイトで「気になる」みたいなボタンを押しちゃったんですよね。そしたら「説明会、来てみませんか?」というメールが来たんです。せっかくなので説明会に行くことにしたのが本当のきっかけです(笑)
それから、自己分析をしていって、ぼんやりと感じていた「自分に向いてる仕事」にSEが近いと思えたので、ここに飛び込んでみよう!という風になりました。


ということは、その1通のメールが、鑑江さんの転機だったんですね。未知の業界に進む不安はなかったですか?


不安はゼロではなかったですが・・・募集要綱に【文系可】と書かれてあったので、やれないことはないかなって(笑)


それで実際に就職されたというのは、すごいことですよね!

 

雑談で話したことが実現する会社


アドコムソフトの魅力や、働いていて「いいな」と思ったことを教えてください。


会社の規模がほどよく、自分の意見が通りやすいことですね。例えば、勉強してみたいこととか、雑談の中で言った内容を社長が聞いて、考えてくださっていて。その結果、勉強のために出向させてもらったこともあって。会社内が「意見をしやすい空気」で、それが実現することもある、というのが魅力ですね。


風通しがよくて、いいですね。先輩方とはどんな関係ですか?


先輩との関わりは、深いと思います。いつも教えていただいている担当のような先輩とは、特にですね。


信頼できる先輩がいるのは頼もしいですね。逆に、この仕事の難しいところって、どんなことですか?


そうですね〜。やっぱりつくるシステムとか業種の幅が広いので、毎回知らないことだらけということでしょうか。


難しいなと思う時はどうされているんですか?


この仕事は、プログラミングのスキルとは別に「調査能力・調べる力」が、重要だなって思っています。知らないことでも、うまく調べられるかどうか。そこが難しいところです。



仕事のやりがいは何ですか?


自分のやっている仕事で、チームが動いているなと感じたときです。今は、まだリーダーから分担される仕事の「ここのプログラムをこう入れて」といったような、具体的な指示の中での仕事しか出来ていないんですけど(笑)あとは、勉強の成果が見えるというか、成長した部分がわかるのところが楽しいですね。


なるほど!成長って、他の人に言われないと気づけないような気がしていましたが、スキルを覚えて、出来ることが目に見えて増えていくというのは面白い特徴ですね!ちなみにSEに関連する資格とかってあるんですか?


そうですね。「ITパスポート」、「基本情報技術者」、「応用情報技術者」が有名ですね。ただ、必須というわけではないです。自分がどこまで出来ているかを試す場のような感じでもあるので。


鑑江さん的にはどうですか?


今はまだ勉強しているだけですね(笑)色々と他にしてみたいこともあって・・・。


そうなんですね。ちなみにどんなことですか?


いや、もう本当にプライベートな・・・旅行行きたいとか、字が上手くなりたいとか、体重落としたいとか(笑)


そういう時間も大切ですよね(笑)


特に字は、友人の結婚式の時に「大人として、もうちょっと字、綺麗にならな・・・」って思ったんですよね。


字の綺麗なSEさんって、何だかいいですね!やりたいことや好奇心の幅が広くて、憧れます。


何事もやりはじめたらハマっちゃう性分なんですよね(笑)

 

この業界は「気の強い女性」が多い?!


少し聞きにくい話なのですが、SE業界はブラックなところが多いという話を耳にしたことがあるのですが、実際のところはどうなんですか?



ん〜、私はまだ一回も感じたことないですね!運がいいだけなのかもしれないですが(笑)
先ほども話したとおり、残業も基本的にないですし。


業界としても、ホワイトな感じになってきているのでしょうか?


・・・ブラックなところがあるとは聞いたともありますが、ウチの周りでは見かけたことないですね。


安心しました(笑)働いている周りの方々は、どんな印象ですか?


もちろんさまざま人がいますが、なんとなく内向的な人が多い・・・かな?(笑)
ただ、二極化している感じはします。「人が好きだ」っていう元気な感じの人と、「プログラミングがしたいんだ」って内向的な人と。あとは、気の強い女性が多いかもしれません!


え!なんでですか!?


う〜ん、なんでなんでしょうね。やっぱり男社会の中で、主張を続けて生きてきたからですかね。女性SEの方は、割とハッキリ伝える人が多い印象です。「これは、こうって言ったじゃん!」みたいな(笑)


あぁ、そういうことですね(笑)いま、職場の男女比はどれくらいですか?


やっぱり男性の方が多いですけど、ウチの場合は、7:3ぐらいで、この業界では女性が多い方だとは思います。

目標は「頼られる存在」


最後に将来の夢やこれからの目標を教えてください。



目標は・・・「稼げるエンジニア」ですね(笑)
なんていうか「人から必要とされるエンジニア」になりたいんです。自分ができることが増えれば増えるほど、仕事も増えると思うので。自分がどんどん成長して、稼げるエンジニアになっていきたいですね。


明確でかっこいいですね(笑)高いハードルを目指しているんですね!


ちょっと具体的に言うと、理想は「◯◯のことは鑑江さんに聞いて」って言われるようになりたいです!
以前教えてもらっていた先輩の社員さんは、何事も聞きやすくて頼れる存在だったので。その方も、全く違う業界からSEになられたそうなんですが、すごく知識が豊富で、ああいう風になりたいなって思っています。その方は入社5年でそこまで成長されていることもあって、こっそり目標にしています(笑)


素敵ですね。目標となる人の像がはっきりしていると、モチベーションも高く保てそうです。今日はありがとうございました。

 

「ちゃんと動くか」を調べる仕事

次に鑑江さんと同じく、この仕事に就いて1年目の中村さんにお話を伺いました。



よろしくお願いします。では、まず中村さんの仕事の流れと内容を教えてください。


9時にはじまり、お昼に1時間昼休みがあって、18時までが就業時間なんですけど、今の出向先が17時半までの就業時間なので、そこで終わる日もあります。
仕事中は、パソコンと向き合うことが多いですが、出向先で一緒に働いている他社のSEさんと話し合いながら、インシデント(システムの障害など)の解決策を練ることも仕事です。


具体的にはどんな感じの内容なのでしょうか?


えっと・・・今やっている仕事が、実は社外秘で多くは語れないんです。プログラマーよりもSE側、開発よりもテスト側、開発されたものがちゃんと動くかを追うようなポジションの仕事になります。


中村さんがゼロからつくっていくというよりは、他者がつくったものの動作を確かめるようなイメージですか?


そうですね。「これ、おかしいですよ」っていう箇所を見つけるのが、仕事です。


チェックはしたけど、特に問題なくそのままオッケー!ってこともあるんですか?


オッケーの場合でも、再テストはしますよ。正常に動いても何回かは必ずテストしますね。


ちゃんとしたシステムの裏には、丁寧な仕事があるんですね。

 

プログラマー≒大工/システムエンジニア≒設計士


先ほど、鑑江さんにも伺ったのですが、SEという仕事について教えてください。中村さんは、役割としてはSEになるのでしょうか?


今の現場ではそうですけど、プログラマーかSEかと聞かれると、はっきりは言えない感じですね。


プログラマーとSE・・・それはどういう違いがあるんでしょうか?



そうですね。大工さんがプログラマーで、いわゆる匠(たくみ)のような設計士がSEかなと思います。


わかりやすいですね!中村さんは、どちらになりたいんですか?


まずは、プログラマーで出来るようになったことをもとに、SEになっていくイメージなので、まずはプログラマーからですね。「どうやったら、そうなるのか」がわかっていないと、設計できないですからね。


なるほど。仕事の難しいところや、スキルが必要だなって感じるのはどういう部分ですか?


特別なスキルっていうのは、実はあまり感じなくて。冗談みたいに聞こえるかもしれないですけど、どちらかと言えば、「日本語の読解力」が必要だと思います。



えっ!意外な回答が(笑)


自分の現場は海外の方、特に韓国の方が多いんです。なので、日本語とはいえ、曖昧な時があるので、その解釈の違いがないように気をつけています。日本人同士でも書かれた指示を「読んだままつくる」のと「内容を読み取ってつくる」のでは結構違いが出てくるので。どの仕事もそうだとは思うんですけど、こういった部分は難しいですね。人によって表現も受け取り方も少しずつ違いますから。


海外の方と一緒に仕事されるって、すごいですね。コミュニケーションが難しいところもありそうな気がします。


日本語が話せる韓国の方、韓国語のみの方、私たちの三者で意味をすり合わせながら、一緒に仕事していくので、なかなか大変です。ただ、本当に素晴らしい技術ですし、スピードが早いので、すごいなと思います。


グローバルな働き方で、IT企業らしさを感じます。

チームリーダーくらいになると・・・


ところで、これは鑑江さんにも聞いてみたんですが、SE業界はブラックという噂を聞いたことがありまして。中村さんから見て、実際のところはどうですか?


これは・・・ある程度、ウワサ通りかもしれません。


えっ(笑)鑑江さんとは、また違う回答が・・・(笑)



ただ自分は、はじめての現場で、普通に早く帰らせてもらっていますよ。チームリーダーくらいのポジションになると、遅くなることもあるとリーダーが言ってたのを聞いたことがあります(笑)


なるほど(笑)将来的な不安とかはありますか?


みなさん優しいですし、フランクな感じで、今のところはないですよ。他の現場に変わった時には、新しい不安が出てくるかもしれませんね。


一緒に働いている、周りの方の印象を教えてください。


とにかく優しいというのが良いですが、それに加えて技術力が高いです。特に海外の方は経験値がすごいので、勉強になりますね。


信頼できて、頼れる先輩方がいるのは、働きやすそうですね。

 

「いっしょに会社を大きくしよう」という言葉の嬉しさが決め手


アドコムソフトで働こうと思ったきっかけを教えてください。


「福岡」で「IT系」「情報系」をキーワードに探し、いろいろな会社を受けて来ました。そんな時、アドコムソフトの面接で、社長と人事の方の人柄に惹かれたのがきっかけです。ここでなら自分は頑張れるなと思って、決めました。


鑑江さんも、社長さんの人柄がきっかけだったと聞きました!本当に人があたたかい会社なんですね。


ぼんやり「人の役に立つシステム」をつくりたいっていうイメージは高校生くらいの時からあって、この業界の企業を探していましたが、社長に「いっしょに会社を大きくしよう」って言ってもらえたのがすごく嬉しかったんです。


それは嬉しい言葉ですね。面接の時にした「自己PR」の内容って覚えていますか?



学生時代に現場で仕事をした経験があったので、そこをアピールしましたね。自分のパソコンに入っている作業データを、面接に持っていって、実際にそれを使って説明をしました。


面白いですね。自分のパソコンを、面接中に開いたということですか?


そうです。それで、プレゼンを行いまして。


すごいですね(笑)IT企業関連の就職活動だと、そういうことはよくあるんでしょうか?


いや、いろいろだと思いますよ。持っている資格を書くだけの人もいますから。


パソコンを開いて説明をした時、面接官の皆さんのリアクションはどんな感じでしたか?


そうですね、ちょっと驚かれていました。学生時代やっていたそのプロジェクトが、結構大きな規模だったからですね。


なるほど。色々と口で説明をしていくよりも、説得力があるかもですね!百聞は一見にしかず!

 

SEを目指すなら、とにかくパソコンに触れておくこと


アドコムソフトで働いてみて、感じている魅力を教えてください。


風通しの良さですね。出向されているメンバーも一同に集まる、月に一回の「社員会」というものがありまして。そこでは、社長が考えていることを聞かせてもらうことで、内容が直に伝わったり、技術力を持った先輩社員とお話しできたりするので、大切な時間ですね。

*社員会の様子


いいですね。社長さんとも、フランクに話せるような会ですか?


そうです。そこが大きな魅力だと思います。私たち新入社員も普通に話せます。


大きな会社では、なかなか味わえない経験ですね。仕事についても直接アドバイスをいただけるんですか?


社内で開発をしていたときは、実務の指摘をいただいたこともあります。「ここまで考えるんだ!」という気づきがありましたね。


距離感も近いし、仕事の相談もできるなんて素敵です。
では、最後の質問になるのですが、将来の夢や目標を教えてください。


現場で感じる、周りの皆さんのすごい技術を取り入れて、それを超える技術者を目指したいです。


いま、目標にしている先輩はいますか?


現場のリーダーと韓国の技術者の方は、手際も良くてミスもないので、すごいなと思っています。早く技術を盗んで自分の力にしたいですね。


最後に、これからSEを目指す後輩たちに向けて、なにかアドバイスはありますか?



シンプルですが「パソコンに触れておけ」ですかね。慣れが大切ですし、実務では、タイピングの速さが必須になってくると思います。


なるほど。技術を身につける前に、基礎的な部分のスピードが大切ということですね。
今日はありがとうございました。

【企業情報】
株式会社 アドコムソフト
〒812-0038 福岡市博多区祇園町2-8 リアン祇園ビル9階